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秋元容疑者再逮捕 贈賄側がカジノ代負担 中国へ「接待旅行」の疑い強まる

500ドットコムの入るビル=中国・深圳で2019年12月、浦松丈二撮影

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 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業への参入を巡る汚職事件で、14日に収賄容疑で再逮捕された衆院議員の秋元司容疑者(48)と、贈賄側の中国企業関係者が、再逮捕容疑となった2017年12月の中国旅行の際に出発地の羽田空港で合流していたことが、関係者への取材で判明した。秋元議員は「中国経済の視察」と目的を説明していたが、当初から中国企業による「接待旅行」だった疑いが強まった。

 2017年12月末、秋元議員が羽田空港に姿を見せると、中国企業「500ドットコム」副社長を名乗るジェン・シー容疑者(37)が出迎えた。秋元議員の傍らには、当時の政策秘書、豊嶋晃弘被告(41)=収賄罪で在宅起訴=の姿もあった。

 集まったのは約10人。ドットコム社とともに北海道留寿都(るすつ)村でIR参入を目指した札幌市の「加森観光」の社員も加わっていた。一行はドットコム社が手配したプライベートジェットに乗り込み、中国・深圳を目指した。

 2泊3日の行程で、最初に訪れたのは深圳にあるドットコム社の本社。最高経営責任者(CEO)が約1時間かけて、同社がニューヨーク証券取引所に上場し、オンラインカジノに力を注いでいると説明。日本でIR参入を目指しているとのアピールも忘れなかった。秋元議員は「頑張ってください」と声を掛けたという。

 秋元議員らは深圳に近いマカオに宿泊し、ホテルに併設されたカジノで遊んだ。チップ代もドットコム社側の負担だったとされる。2日目も別のカジノを訪ね、VIPルームなどを見学。土産品として茶器も受け取った。

 「単なる経済視察だぜ。やましいこともないし、IRも頼まれてないし、お金ももらってない。深圳にIT関係の企業を見に行こうってだけの話だよ。(ドットコム社は)ついでに寄ったってレベル」。秋元議員は逮捕前の取材に、接待旅行との疑いを否定したが、経済視察の形跡は見当たらない。

 秋元議員の政治団体の政治資金収支報告書には旅行直前、香港の会社に128万円を2度支払ったとの記載がある。秋元議員は、これが旅費だと主張し「秘書がやってんだからさ。払ったというのが俺の認識。領収書も来てんだろ」と説明していた。しかし、支払先は、贈賄容疑で再逮捕されたドットコム社顧問の紺野昌彦容疑者(48)が設立に関わったペーパーカンパニー。2枚は架空の領収書だったとみられる。【鈴木拓也、二村祐士朗】

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