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イラン制裁へ手続き開始 英仏独、核合意維持へ圧力

イラン国旗=ゲッティ

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 崩壊寸前のイラン核合意を巡り、英仏独の3カ国は14日、イランへの制裁再開に向け核合意当事国(英仏独中露)で議論する「紛争解決メカニズム」を発動したと発表した。米国による経済制裁に対抗し、核合意からの段階的な逸脱を進めるイランは今月5日、第5弾として核合意の「いかなる制限も順守しない」と宣言した。核合意の維持を狙う英仏独は、経済制裁の手続きを開始することでイランに重圧をかけ、合意履行を強く求める考えだ。

 英仏独は14日に発表した声明で、これまでイランに対し経済支援の枠組みを作るなど、核合意に戻るようにあらゆる手を尽くしてきたと強調。だがイランは逆に逸脱を進めているため、制裁再開の手続きを開始するしか「残された道はなかった」と主張した。

 一方で、英仏独の目的は引き続き核合意の維持であるとし、今後は「(核合意当事国による)建設的な対話を通じ、事態解決への道を見つけたい」と述べた。

 10日の欧州連合(EU)臨時外相会議では、制裁に関する議論はなかったと説明されていた。イランの誤射によるウクライナ機撃墜など新たな状況を踏まえ、英仏独がイランに再考を求める好機と捉えた可能性がある。

 紛争解決メカニズムを発動すると、政府高官級や外相級による協議が実施され、合意が得られない場合は国連安全保障理事会に通知する。安保理が30日以内にイランへの制裁解除を継続する決議を採択しなかった場合、核合意締結以前に実施されていたイランへの国連制裁が復活する。【ウィーン三木幸治】

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