プロ通算474本塁打。田淵氏は、美しい放物線を描く打球で「ホームランアーチスト」の異名を取った。打撃開眼のきっかけは、ひょんなことだった。
法政一高(現法政大高)の3年時、風邪を引き4日ぶりに復帰した練習でのこと。十分に力が入らないままスイングしたところ、驚くほど飛距離が伸びたという。「バッティングは力ではない。インパクトさえしっかりしていれば、ボールは飛んでいくことを覚えた」
法大では、当時の東京六大学リーグ記録となる通算22本塁打をマーク。大学時代にバッテリーを組んだ1学年後輩の山中正竹氏(1992年バルセロナ五輪日本代表監督、現侍ジャパン強化本部長)は「華のある本塁打に魅了されたファンで神宮球場はいっぱいになった」と振り返る。
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