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著者インタビュー 谷一文子『これからの図書館』

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図書館に行けばすべてが楽しめる 誰にとっても何かある場所にしたい

◆『これからの図書館 まちとひとが豊かになるしかけ』谷一文子・著(平凡社/税別1900円)

 図書館とはどんな場所だろう。薄暗い自習室? 静かにしないと怒られる? 無料の貸本屋? 図書館は確かに薄暗い自習室だったこともあるし、「無料貸本屋」として重宝がられていたこともある。だが、最新の図書館は? 本書はボルヘスが『バベルの図書館』で夢想したような、知的有機体として永遠に増殖してやまない図書館の今を綴(つづ)った図書館論だ。

 著者は1990年代半ば、さまざまな公共施設が民間委託によって姿を変える中、指定管理者制度によって公共図書館の運営を担うことになった図書館流通センターに、公務員から転職する形で入社した。装備から目録まで技術者集団の一人として学び、司書職、館長職を経て取締役に。現在は各地で講演を重ね、海外の図書館とも交流しながら人と本の橋渡しをする。

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