連載

K原さんちの里山探検

鳥取県南部町で暮らす自然観察指導員の桐原真希さん一家。山陰の生きものたちと里山の暮らしをご紹介します。

連載一覧

K原さんちの里山探検

/32 オニグルミ 堅果割った犯人は? /鳥取

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
オニグルミの堅果。左からニホンリス、ムササビ、アカネズミの食痕と無傷のもの=桐原真希さん撮影
オニグルミの堅果。左からニホンリス、ムササビ、アカネズミの食痕と無傷のもの=桐原真希さん撮影

 オニグルミは、日本人にとって馴染(なじ)みの深い木の実です。縄文時代より利用されていたことが遺跡からも分かっています。分布は、北海道から九州で、国外では樺太地域に少し被(かぶ)るくらいなので、世界的に見てもほぼ日本でしか見られない樹木となっています。

 山や里に生えているものですが、海辺や湖畔の砂浜では川の流れで運ばれたオニグルミの実を拾うこともあります。山道を歩いていると登山道の脇でオニグルミが転がっていることも。目に入ると手を伸ばさずにはいられません。きっと脳の深いところで私たちの祖先が、どんぐりと一緒に必死に集めてそれを食し、命を繋(つな)いでいた記憶が刻まれているのでは、と思うくらいにワクワクしてしまいます。

この記事は有料記事です。

残り941文字(全文1253文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集