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大雪原に描く“歩み” 北海道・中札内移住の夫婦 足跡アートイベント

スノーアートイベントのポスターを手に来場を呼びかける梶山智大さん(右)と千裕さん=中札内村で2020年1月10日、鈴木斉撮影

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 広大な大雪原をキャンバスに見立てて歩き回り、つけた足跡で巨大な絵を描くスノーアートのイベント「スノーアートヴィレッジなかさつない」が2月15、16の両日、北海道中札内村で初めて開かれる。企画したのは2018年10月に横浜市から移住し、村の地域おこし協力隊員として観光振興などを担う梶山智大(ともひろ)さん(34)と千裕(ちひろ)さん(32)の夫妻。アート制作を担当する智大さんは「作品には新天地で生活を始めた二人の足跡への思いも込めたい」と話した。【鈴木斉】

 智大さんはJR東海でリニアモーターカーの開発に携わっていたが、広大な日高山脈と防風林、青空などの景観に魅せられて移住を決意。ワインやチーズの輸入商社に勤めていた千裕さんも「生産現場の近くに身を置きたい」と考え、夫婦そろって協力隊員に就いた。

 智大さんは村産業課に所属し、キャンプ場の運営やイベント企画を担当。千裕さんは村観光協会を拠点に観光情報の発信などに当たっている。「中札内村の生活は大満足」と声をそろえ、観光振興の経験を生かした将来設計に夢を膨らませる。

 スノーアートは19年2月、智大さんが「冬をもっと楽しめる企画ができないか」と考えた。試験的に早朝から日没までスノーシューで雪原を歩きまわって300メートル四方に広がる花をイメージした作品を制作した。濃淡を表現するため部分的に膝付近まで深く踏み込むなど工夫し、歩数は丸一日で4~5万歩近くに達したという。うまくいき、イベント化の手応えを得た。

 「足跡アート」とも呼ばれるスノーアートは、英国人アーティストのサイモン・ベック氏の活動が知られているが、国内では珍しい取り組み。今回のイベントは村観光協会主催で、智大さんの作品を一般に披露する初の機会。開催日直前に制作する新作を高さ約10メートルの特設やぐらや、熱気球に乗って鑑賞できるようにする。

 同時に、来場者がスノーアートを実際に体験し、完成した自分の作品を小型無人機ドローンで撮影できる有料の「体験フォトツアー」も実施。犬ぞりや雪上ボート、雪上トラクターなどの体験、地場産食材の料理提供などもある。問い合わせは村観光協会(0155・68・3390)。

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