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IR汚職 北海道観光業界“カリスマ”贈賄罪で在宅起訴 関係者「突然の報に驚き」

「加森観光」の加森公人会長=横田愛撮影

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 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業への参入を巡る汚職事件で、リゾート施設運営会社「加森観光」(本社・札幌市中央区)の加森公人会長(76)が14日、東京地検特捜部に贈賄罪で在宅起訴された。北海道留寿都村へのIR事業誘致の推進役だった道内観光業界の“カリスマ”に司直の手が伸び、道内の関係者の間で動揺や困惑が広がった。

 会長の在宅起訴を受け、同社は「このような事態となり、極めて遺憾。深くおわび申し上げるとともに、起訴の事実を重く受け止め、今一度、全社を挙げてコンプライアンス強化に全力を尽くす」と文面を発表したが、事件の内容については「コメントを差し控えたい」とした。

 加森観光は登別市の「のぼりべつクマ牧場」を運営する会社・登別温泉ケーブルが出資し、1981年設立。スキー場や遊園地などを併設する留寿都村の「ルスツリゾート」をはじめ、道内外でリゾート経営を展開する。

 加森被告は創業者の父の後を継ぎ、92年に社長に就任。北九州市の「スペースワールド」や兵庫県姫路市の「姫路セントラルパーク」など経営不振に陥った施設の運営を引き受けて再生。手腕を評価され、国の「観光カリスマ」にも認定された。2018年6月に社長を長男に譲ったが、自身は代表権のある会長にとどまった。

 IR参入を巡って、加森被告は18年1月、「ルスツリゾート」を運営する留寿都村への誘致計画を発表。「500ドットコム」の最高経営責任者も同席していた。既存のホテルやスキー場、ゴルフ場を生かし、55ヘクタールの土地を準備して1700億円規模の投資を見込み、「500ドットコム」などが投資で合意したと道に報告していた。

 道経済部は「捜査中の事案なのでコメントは差し控えたい」としている。留寿都村の場谷常八村長は「突然の報に大変驚いている」とした上で、「真相が解明され、一日も早い解決が図られることを望み、村のイメージ回復に全力を尽くしたい」とコメントした。【真貝恒平、岸川弘明】

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