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野菜嫌いな町長もにっこり 岩手「食の匠」に大槌の女性「しそ巻き寿司」認定

酢漬けにした優しい味わいの「しそ巻き寿司」で食の匠に認定された飛田奈都子さん=大槌町役場で

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 岩手県大槌町金沢地区特産の赤じそを使った「しそ巻き寿司(ずし)」を伝承する介護施設職員、飛田奈都子さん(56)が、郷土料理や食文化の担い手を認証する今年度の県の「食の匠(たくみ)」に選ばれ、平野公三町長に報告した。

 同町の山間部では、高価なノリの代わりに、庭先に植えられた赤じそを巻きずしに使ってきた。

 飛田さんは岐阜県の紡績会社に集団就職したが、その後も「手作りのくるみ餅や、大豆を使った豆すっとぎを送ってもらっては、田舎のお袋の味を楽しんでいた」と振り返る。結婚して帰郷してからは、田植えや稲刈り、冠婚葬祭にも欠かせない、しそ巻き寿司作りを受け継いだ。キュウリや干しシイタケなどの地産地消の食材を、塩蔵ではなく穀物酢に漬けて色鮮やかにしたしそで巻くことで、優しく、ここだけの味わいを実現した。

 食の匠は同町で3人目。野菜が苦手な平野町長は「飛田さんのしそ巻きだけは大好き」とほおばった。飛田さんは「販売用に作るのは難しいが、大槌の子どもや若いお母さんに引き継いでいきたい」と話した。【中尾卓英】

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