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廃棄の果樹枝で衣類染色 岡山・倉敷のアパレル代表、CFで販売

廃棄される桃やレモンの枝やヤマブドウの搾りかすで染色したシャツやストールを販売する小野祐司さん=岡山県倉敷市川入で、戸田紗友莉撮影

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 岡山名産の桃やレモンの木を剪定(せんてい)した際に出た枝や、蒜山のヤマブドウの搾りかすから煮出した色素で染め上げたシャツなどが、インターネット上で資金を募るクラウドファンディング(CF)を使って販売されている。岡山県倉敷市のアパレルブランド「MIGO BROOM」の商品。廃棄物を有効利用したアイテムの企画から染色、販売までほぼ1人でこなす代表の小野祐司さん(41)は、「身につけて環境への意識を高めてもらえたら」とPRしている。

原料となる剪定された桃の枝=小野祐司さん提供

 小野さんは同市出身。地元のアパレル会社に就職して学生服やデニムの製造などに携わっていたが、「衰退していく地元の産業に新しい風を」と、2018年9月に独立。会社員時代に培った技術やネットワークに加えて、岡山の名産品を生かしたもの作りをしようと、桃の剪定枝に目を付けた。

 冬に剪定される桃やレモンの木の枝はほとんどが焼却処分されるが、小野さんはこれを県内の農家から譲り受け、3~4センチに切り分けて鍋で色素を抽出し、薬品の調合にもこだわって果物本来の色に近づけた。「枝の一本一本や、染める素材によっても色の出方が違うのが難しいところ」と小野さん。ずん胴鍋1杯の枝でできる染料は、シャツ1、2枚分。染色は手作業のため、多くても1日5枚作るのが限界だ。そのためシャツ1枚2万7500円と高価だが、「もったいない精神をおしゃれに取り入れてほしい」と願う。

 CFでの販売は24日まで。桃のピンク、レモンの黄色、ヤマブドウのグレーの3色に染めたシャツ、ストール、買い物袋に加えて、自らの手で好みの色に染めて楽しさを知ってもらおうと、未染色のアイテムも用意した。終了後はオンラインでの販売や他の廃材を使った商品も検討する。詳細はCFページ(https://www.makuake.com/project/migobroom_02/)。【戸田紗友莉】

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