メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

大好くん・里ちゃん・山ちゃん 在来種と判定 茨城の淡水魚館オオサンショウウオ

山方淡水魚館のオオサンショウウオ「大好くん」。このほど在来種と確認された=常陸大宮市山方で

[PR]

 茨城県常陸大宮市の山方淡水魚館で29年間にわたって飼育・展示している3匹のオオサンショウウオを遺伝子鑑定した結果、日本の在来種と確認された。在来種は国の特別天然記念物に指定されている。専門家は「体長1メートルを超える在来種を3個体も飼育しているのは大変貴重」と話している。【佐藤則夫】

 在来種と判定された3個体は「大好(だいすき)くん」(体長122・1センチ)▽「里ちゃん」(同114・5センチ)▽「山ちゃん」(同102・8センチ)。

 市振興財団によると、3個体は岡山県内から栃木県日光市に移った後、1991年から同館で飼育されている。公文書などの資料で調べたところ、通算の生存期間は最短でも42年になるという。

 同館は昨年8月、10年ぶりに3個体の体長を計測。この機会を捉え、これまで在来種かどうか不明だった3個体について、文化財保護法の許可を得て遺伝子検査を実施することにした。

 三重県内でオオサンショウウオの保護活動などに取り組むNPO法人「伊賀・水と緑の会」会員の川内彬宏(よしひろ)さんが個体のしっぽの組織を採取し、京都大大学院人間・環境学研究科に検査を依頼。3個体とも国内在来種である確率が99・9%という結果が出た。

 山方淡水魚館は昨年10月の台風19号による久慈川の氾濫で浸水被害を受けたが、3個体とも無事だった。国内の施設では大分県宇佐市の「道の駅いんない」で飼育しているオオサンショウウオ(体長131・5センチ)が国内最大の個体とされている。

 川内さんは「在来種と確認できたので引き続き大事に育ててほしい。このまま長生きしてもらい、大きさや長寿の記録を塗り替えてほしい」と話している。

オオサンショウウオ

 岐阜県以西の本州と四国、九州の一部の河川に生息する世界最大の両生類。川で暮らし、秋にふ化する。魚やカエルなどを食べる。数千万年前から形態が変わらないとされ、「生きた化石」と呼ばれる。1952年に国の特別天然記念物に指定された。近年、中国由来の外来種との交雑が懸念されている。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 女性専用車両「男性の目がないから…」TV番組炎上 「痴漢こそ問題視すべきだ」声も

  2. 岐阜・中3いじめ転落死 同級生3人を強要容疑で書類送検 岐阜県警

  3. 岐阜中3自殺 市教委いじめ認め謝罪「寄り添えていなかった」

  4. 「金払う、サンドバッグ、土下座--から選択」いじめ34件を認定 岐阜の中3転落死

  5. 「名簿廃棄記録のログは廃棄しておりません」「調査はしません」 「桜」17日野党ヒアリング詳報

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです