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阿波野青畝生誕120年 古里と俳句愛した生涯 ガイドの会が冊子 奈良・高取

阿波野青畝と高取の関わりに焦点を当てた冊子「阿波野青畝 高取が生んだ写生俳句の達人」=藤原弘撮影

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 奈良県高取町出身の俳人、阿波野青畝(せいほ=1899~1992年)の生誕120年にちなみ、町内を拠点に活動する「たかとり観光ボランティアガイドの会」が青畝と高取の関わりに焦点を当てた小冊子(A4判本文6ページ)を作った。同会が2019年に大阪市立大准教授で俳人の杉田菜穂さん(39)を講師に開いた講座の内容を中心にまとめたもので、青畝の俳句や故郷への思いなどを紹介している。

「阿波野青畝の俳句を読み解く夕べ」の最終回の様子=奈良県高取町上土佐の「夢創舘」で2019年12月、藤原弘撮影

 冊子は「阿波野青畝 高取が生んだ写生俳句の達人」。青畝は旧制畝傍中学校(現・畝傍高校)に在学中に俳句を始め、卒業後に京都滞在などを経て1923年に大阪市へ、さらに45年には兵庫県西宮市へ移住した。高取を離れた後に俳壇で著名となったが、冊子では青畝が故郷を回想して作った句も紹介している。

 杉田さんは、青畝の全句集や著作物を読むなどして調べた。青畝が西宮に移住後、葛城山について「(今も)心の、生活の象徴になっている」と語ったことなどを紹介。26年には「ふるさとや障子にしみて繭の尿」と少年時代に養蚕を手伝った経験に基づいて俳句が作られていることも記した。

 現在の俳句雑誌「かつらぎ」の創刊などの歴史もまとめ、高取町内に建立されている青畝の句碑の場所や青畝の語録も紹介している。

 講座は2019年12月20日に最終回があり、杉田さんは、青畝が大和三山を好んだことなどを紹介し、「畝傍中学まで歩いて通い、薄暗い中で行き来して見たものが大きかったのではないか」と話した。冊子は観光案内所「夢創舘」(0744・52・1150)で希望者に無料配布している。【藤原弘】

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