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「日本語どんぶらこ」が本に 飯間さんと金井さんが記念対談 変わる言葉を追いかけて

「日本語どんぶらこ」の作者、飯間浩明さん
「日本語どんぶらこ」でイラストを担当している金井真紀さん

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 毎週まいしゅう木曜日もくようび一部地域いちぶちいき金曜日きんようび)に連載れんさいしている「日本語にほんごどんぶらこ」が「日本語にほんごをつかまえろ!」というほんになりました。出版しゅっぱん記念きねんし、著者ちょしゃ飯間浩明いいまひろあきさんと、イラストを担当たんとうする金井かない真紀まきさんの対談たいだんが10とおか東京都内とうきょうとないおこなわれました。

     飯間いいまさんは、国語辞典こくごじてんへんさんしゃで「三省堂国語辞典さんせいどうこくごじてん」の編集委員へんしゅういいんです。ながあいだ言葉ことばってきましたが、この対談たいだんのタイトルは「日本語にほんごもうやだ」。おもしろいけれど、いまむかし苦労くろうしているという日本語にほんごについてはなしました。

     飯間いいまさんはどものころ、言葉ことばへの興味きょうみつよいあまり、規則きそくどおりにただしい言葉ことば使つかわなければならないとおもっていたそうです。必要ひつよう以上いじょう敬語けいご先輩せんぱいはなしかけておどろかれたエピソードをはなしました。間違まちがいとわれる言葉ことば使つかかたをするひとには、ただしい言葉ことばおしえる「いやなヤツだった」といいます。

     しかし現在げんざいは「雰囲気ふんいき」という言葉ことば本来ほんらいの「ふんいき」ではなく、「ふいんき」とうことにも、時代じだいとともに言葉ことばわるとしてくじらをてることはありません。「ちいさいころの反動はんどうかもしれません」とわらいました。

     「パリのすてきなおじさん」「むしぎらいはなおるかな?」など著作ちょさくおお金井かないさんならではのエピソードもしました。ある入学試験にゅうがくしけん自分じぶんいた文章ぶんしょう採用さいようされたので、問題もんだいいてみたけれど、自分じぶん文章ぶんしょうなのに「むずかしくて全然ぜんぜんできなかった。正解せいかいからなかった」といます。まさに「日本語にほんごもうやだ」なエピソードでした。

     対談たいだんわりに飯間いいまさんはこれからの日本語にほんごについてもはなしました。インターネットでの言葉ことばわされかたについて、ののしりいや差別さべつてき発言はつげんなど、残念ざんねんなケースがげられがちですが、ルールがすこしずつできあがってきていると指摘してきします。

     たとえば「主語しゅごおおきな議論ぎろんをやめる」がそのひとつです。「人間にんげんは」「おとこは」「日本人にっぽんじんなら」といった、しめ範囲はんいひろい「おおきな主語しゅご」を使つかうことをやめて「〇〇さんは」「今日きょうの〇〇さんは」とえるだけで、かなりほうかうといいます。全員ぜんいんっているとはかぎらないのであれば「みんなが○○とっている」とおおげさにうのをやめるといった具合ぐあいです。

     飯間いいまさんは「あゆみはゆっくりですが、参加さんかしながら観察かんさつしていきたい」と、日々ひびあたらしい言葉ことばさがしつづける「言葉ことばハンター」としての抱負ほうふはなしました。【田嶋夏希たじまなつき

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