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終わらぬ宿題

阪神大震災25年/上(その1) 雑魚寝改善されず

台風19号の避難所で、被災者の脚に血栓ができていないか検査をする新潟大の榛沢和彦特任教授(奥)ら=福島県いわき市で2019年11月4日、榛沢教授提供

 台風19号が各地で猛威を振るってから約10日後の2019年10月下旬、長野市内の避難所で女性(73)の体に異変が起きた。朝、めまいがし、思うように体を動かせない。何とか体を起こしたが、しびれを感じて立ち上がれない。医師は「脚に血栓ができています」と告げた。いわゆるエコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)だった。

 女性は1人暮らしの自宅が浸水し、体育館に避難した。6日後に段ボール製のベッドが設置されるまで、ブルーシートの上に毛布を敷いて雑魚寝を続けた。女性は「普段から畳に布団を敷いて寝ていたので、そんなにつらいとは思っていなかった。でも、床は冷たくて硬く、寝返りするのも痛かった。避難生活のせいで、以前のようには歩けなくなってしまった」と悔やむ。

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