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中国、自主製作映画窮地 習指導部、「検閲」を強化

北京の商業施設にある映画館。上映されるのは当局の審査を通った国内外の娯楽大作ばかりだ=2020年1月14日、河津啓介撮影

 中国を代表する自主製作映画祭「中国独立影像展」が無期限で中止されることになった。主催団体が今月9日、中国の通信アプリ「微信(ウィーチャット)」の公式アカウントで「国内では純粋な自主独立の精神による映画祭は不可能になった」と表明した。2003年から計14回、江蘇省南京市を中心に映画祭を開催し「自由のための映画」を理念としてきたが、習近平指導部による社会統制の強化が影響した形だ。【北京・河津啓介】

 中国独立影像展は、03年に雲南省で始まった「雲之南ドキュメンタリー影像展」、06年発足の「北京独立影像展」と共に、「三大独立映画祭」と呼ばれ、中国の映画界に影響を与えてきた。

 中国では1990年代から、デジタルビデオカメラの普及によって「独立映画」と呼ばれる自主製作映画づくりが盛んになった。事実上の検閲である当局の審査制度に縛られず、文化大革命などの負の歴史や経済発展のゆがみ、同性愛者のような少数者の苦境に迫る作品が生まれ、若い映画人を育てた。中国映画界を代表するジャ・ジャンクー監督も自主製作映画の出身だ。

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