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阪神大震災25年/上(その2止) 「ベッド」活用渋る自治体

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避難所となった体育館の床で雑魚寝をする台風19号の被災者=長野市で2019年10月17日、水谷嘉浩さん提供
避難所となった体育館の床で雑魚寝をする台風19号の被災者=長野市で2019年10月17日、水谷嘉浩さん提供

 

 2019年10月15日。台風19号の避難所に段ボール製のベッドを設置してもらおうと、新潟大の榛沢(はんざわ)和彦特任教授(血管外科)が長野市に駆けつけた。段ボールベッドは冷気やほこり、床の揺れなどから避難者を守り、健康維持に効果があるとされる。

 まず、長野県庁に「段ボールベッドを入れてほしい」と頼みに行くと、「全員にベッドは当たり前ですね」と了承された。しかし、避難所は市が運営するため、市に掛け合う必要があった。市の担当者は「効果を示す根拠はあるのか」と導入を渋り、効果があった事例をまとめた冊子などを示しても、「目もくれなかった」(榛沢教授)という。

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