メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

科学の森

次世代シーケンサー 開いた未来 DNA高速解読、医療・研究変える

 DNAには、人間など生物の体を作るためのあらゆる情報が書き込まれている。この「生命の設計図」とも言えるDNAを高速で解読する「次世代シーケンサー」が2000年代半ばに登場し、医療や生命科学研究に劇的な変化をもたらしている。【根本毅】

 ●13年→わずか数日

 次世代シーケンサーの登場以前、DNAの解読は地道な作業だった。人のDNAに記された全遺伝情報(ゲノム)を解読する「ヒトゲノム計画」は1990年に始まり、13年の年月と約30億ドル(約3000億円)の費用を要した。それが現在は、最大48人分のゲノムを数日で読める最新機も発売され、1人分の解読は約1000ドル(約10万円)でできる。コストがさらに10分の1になる日も近いとされる。

 シーケンサーとはどんなものなのか。まず、DNAについておさらいしよう。DNAは「塩基」と呼ばれるアデニン(A)、グアニン(G)、チミン(T)、シトシン(C)という4種類の物質が1列に連なっている。4種の塩基の配列がたんぱく質の構造や遺伝子のオン・オフの情報などを示しており、DNAはAGTCの4文字で記された生命の設計図に例えられる。

この記事は有料記事です。

残り1251文字(全文1737文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 東京マラソン 一般参加取りやめ、エリートのみ200人規模で実施 新型肺炎

  2. 相模原殺傷 被告に死刑求刑「障害者を殺りく、残忍で冷酷無比」 横浜地裁公判

  3. 終わらない氷河期~疲弊する現場で 「どれくらい子どもたちと話していないだろう」 51歳個人配送業男性のため息

  4. 相模原市の40代病院職員が感染 死亡した女性を看護 外来診療休診

  5. 大規模イベント開催は「主催者の判断」 菅官房長官会見詳報

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです