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「熱源」で第162回直木賞 川越宗一さん(41)

川越宗一(かわごえ・そういち)さん

 「直木賞は、ある程度実績のある人が大作家になる扉だと思っていた」

 デビュー2作目となる書き下ろしの長編で、その扉をこじ開けた。

 受賞作は明治維新後から太平洋戦争終戦までの樺太(サハリン)を舞台にした歴史小説。登場人物の大半は実在した人々で、樺太出身のアイヌと、サハリンに流刑となるポーランド人の2人を軸に物語は進む。日本やロシアから「文明」を押しつけられ、自らのアイデンティティーに悩む少数民族の姿を重層的に描いた。

 作品には「文明が生み出す理不尽さ」とのテーマを込めた。それは現代社会が抱える問題でもある。「食料生産が上がったり、病気で死ななくなったり、文明の恩恵は大きいが、一方でしんどいこともある。しわ寄せは少数の人たちに集中し、それは今も昔も同じだと思う」と強調した。

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