人工内耳、福岡市が助成 自治体で異なる制度 保護者「国で統一を」

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人工内耳を装用した子どもと遊ぶ母親。落下防止のためにイヤーモールドを利用している=福岡市中央区で、杣谷健太撮影
人工内耳を装用した子どもと遊ぶ母親。落下防止のためにイヤーモールドを利用している=福岡市中央区で、杣谷健太撮影

 福岡市は2019年11月から、音を電気信号に処理する装置(音声信号処理装置)などの人工内耳の体外器の交換や修理費の一部を助成する制度を始めた。これまで県内の市町村の一部が助成していたため、福岡市在住の人工内耳を装用する子を持つ保護者は喜ぶ。ただ、自治体によって助成費や助成対象が異なっており、保護者は「国で統一してほしい」と訴える。【杣谷健太】

 「『大事に扱って』と言っても子どもだから壊してしまう可能性があるので、不安だった」。右耳に人工内耳を装用する3歳の長男を持つ南区の伊藤由里子さん(22)は福岡市でも助成が始まったことを喜ぶ。

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