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阪神大震災25年

高度成長を遂げた大都市をマグニチュード7・3の地震が襲い、6434人が死亡、二十数万棟の家屋が全半壊した阪神大震災が、2020年1月17日で発生から25年を迎えた。

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阪神大震災25年

肉親を失った者同士、共感 「娘殺し」とされた女性を再審無罪にした弁護士

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遺族としての経験を生かし、再審無罪を勝ち取ったことを振り返る斎藤ともよさん=大阪市中央区で2019年12月20日、大西達也撮影
遺族としての経験を生かし、再審無罪を勝ち取ったことを振り返る斎藤ともよさん=大阪市中央区で2019年12月20日、大西達也撮影

 阪神大震災で父を亡くした弁護士、斎藤ともよさん(71)=大阪府寝屋川市=は震災発生の年から、娘を殺害したとして無期懲役となり再審無罪が確定した女性を弁護人として支え続けてきた。家族を突然亡くした者同士として、悲しみや悔しさに共感し、約20年に及ぶ裁判を闘い抜いた。震災の記憶と深く結びついた事件に区切りをつけ、弁護士の道を勧めてくれた父に感謝している。

 震災では、神戸市東灘区の実家が全壊した。築約70年の木造2階建てで、数年前にふき替えた屋根瓦の重みで2階が崩れ落ち、1階で寝ていた父の原口具樹(ともき)さん(当時75歳)が亡くなった。

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