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大学入試“安全志向” 最後のセンター試験、あすから 新テスト迷走「今年のうちに合格」

境内にかけられた合格祈願の絵馬。センター試験での高得点を願うものも=東京都文京区の湯島天神で2020年1月14日、宮武祐希撮影

 今年で最後となる大学入試センター試験が18、19日に実施される。来年から新たに始まる大学入学共通テストは2本柱の英語民間試験と記述式問題が白紙になるなど混乱続きで、受験生の間では先行きへの不安から「今年のうちに合格しなければ」と“安全志向”が目立っている。

 「1年後はどんな入試制度になっているか分からないから」。予備校に通う大阪市の男性(18)は第1志望を京都大から大阪大に変えた。国立大最難関の東京大や京都大から志望者が流れ、大阪大も競争が激しいと予備校から言われたが、「より安全な道」と判断した。早稲田大を志望する東京都の私立高3年の女子生徒(18)は高校の先生に「ランクを下げた『滑り止め』の受験を考えた方がいい」と助言され、中堅私大のセンター試験利用入試を含め5~10校に出願する予定だ。「新テストに関係ない今年のうちに受験生を終えたい」と語る。

 受験生の安全志向はここ数年続いている。きっかけは大都市圏の大規模大学での定員超過の状況を是正するため、2016年度から始まった定員管理の厳格化だ。合格者数が絞られ、首都圏や近畿の難関私大を中心に競争が激化し、志望校のランクを落としたり、確実に受かりそうな大学を手広く受けたりする傾向が強まった。こうした中、今年は共通テストを巡る混乱が拍車をかけたとみられる。

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