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女性専用車両「男性の目がないから…」TV番組炎上 「痴漢こそ問題視すべきだ」声も

女性専用車両は多くの鉄道会社が導入している=名古屋市で2008年11月18日、兵藤公治撮影(記事の内容とは関係ありません)

 「化粧や香水の匂いがきつい」「男性の目がないからマナーが悪い」――。テレビ朝日やTBSの情報番組で最近、電車の女性専用車両でのトラブルや「乗りたくない女性」を取り上げる特集が相次いで放映された。ネット上では「トラブルは一般車両でも起きる」「専用車両をネタにした女性たたき」などと炎上。電車内の痴漢被害が多いにもかかわらず、専用車両を「男性差別」と訴え廃止を求める動きも根強くあり、「メディアは痴漢こそ問題視すべきだ」と警戒する声も上がった。ツイッター上では、ハッシュタグ「#女性専用車両は必要です」も登場し、性被害の実態を訴える声が広がっている。【中川聡子、牧野宏美/統合デジタル取材センター】

 大都市圏の鉄道各社は、痴漢などの防止のために、通勤時間帯に「女性専用車両」を設けている。JR東日本や東京メトロは路線によって違うが、おおむね午前7時から同9時半ごろの通勤時間帯、JR西日本や大阪、名古屋の地下鉄では一部の路線で終日運行している。小学生以下の男児、体の不自由な人と介助者も利用できる。法令に基づく規制ではなく、男性が乗っても罰則はない。

 炎上の発端は、13日のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」で、特集「なぜ 女性専用車両乗りたくない女性増加」が放映されたことだ。

 冒頭のVTRは「女性専用車両に乗らない女性がいることで、一般車両が混み、座れない男性がいる」というネット投稿を取り上げたうえで、女性専用車両はトラブルが頻発して「“戦場”と化している」と指摘。「専用車両には乗らない」という女性が取材に対し、「化粧の匂い」や「スペースの奪い合い」を理由に挙げた。「女性は我が強い」「男性の目が…

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中川聡子

2006年入社。千葉支局、東京・社会部、生活報道部を経て、統合デジタル取材センター。性差別を追った年間連載「ガラスの天井」取材班として、16年貧困ジャーナリズム賞。19年にも「児童扶養手当の資格確認を巡るスクープ報道」で同賞を受けた。ジェンダーや家族、格差に関わる問題を中心に取材している。

牧野宏美

2001年入社。広島支局、大阪社会部、東京社会部などを経て19年5月から統合デジタル取材センター。広島では平和報道、社会部では経済事件や裁判などを担当した。障害者や貧困の問題にも関心がある。温泉とミニシアター系の映画が好き。

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