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中国人技能実習生を主人公にした映画「コンプリシティ/優しい共犯」に込めた思い 近浦啓監督インタビュー

「コンプリシティ/優しい共犯」の主演、ルー・ユーライさん(左)と藤竜也さん(C)2018 CREATPS / Mystigri Pictures

 長編初監督作品ながら、トロント国際映画祭、釜山国際映画祭、ベルリン国際映画祭などで上映され、第19回東京フィルメックスの観客賞を受賞した近浦啓監督(42)の映画「コンプリシティ/優しい共犯」(2018年)が、新宿武蔵野館(東京都新宿区)などで公開中だ。中国人俳優のルー・ユーライさん(37)演じる主人公は日本で社会問題になっている外国人技能実習生だが、「それがテーマではない」と近浦監督は言い切る。【西田佐保子】

 技能実習生として来日した中国人青年チェン・リャン(ユーライさん)は、劣悪な環境の職場から逃げ、不法滞在者となる。他人になりすましてそば屋で働くことになったチェンは、口数が少なく孤独なそば屋の主人・弘(藤竜也さん)と親子のような関係を築いていくが――。

 近浦監督は14年に、ベトナム人技能実習生がヤギを盗んで食べたというニュースを聞いて興味を持ち、外国人技能実習生の取材を始めた。「法務省が18年に発表したデータによると、外国人技能実習生の失踪者は13年からの5年間で約2万6千人。その人数は年々増加しています」。外国人技能研修生制度・技能実習生制度については、さまざまな問題が指摘されており、「日本で教育を受けながら働いてお金を稼げる」とのふれこみで…

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