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東京IT会計専門学校や東京法律専門学校、日本動物専門学校などの実学系専門学校23校を運営する学校法人「立志舎」(本部・東京都墨田区)が17日、公認会計士試験や税理士試験などの難関国家資格試験や公務員試験の合格者、上場企業内定者らを集めた合格祝賀会を東京都内のホテルで開いた。祝賀会開催は今年で40回目。会場には系列校の学生や企業の人事担当者、高校の進路指導教諭ら計約1700人が集まり、社会に船出する学生たちの門出を祝った。
田宮康司理事長や来賓のあいさつに続き、難関国家資格試験合格者の表彰式が行われ、トロフィーが贈られた。続いて、合格者を代表して東京IT会計法律専門学校大宮校で学び、現役で公認会計士試験に合格した工藤裕希さん(20)が「グローバル化やAI(人工知能)、IT(情報技術)の進歩で社会の変化が激しい時代になったが、学園で学んだ高度な知識を生かして社会に貢献したい」とあいさつした。
祝賀会では、立志舎グループ各校の応援団やチアリーダーによる演舞が吹奏楽団の演奏に乗って披露され、会場は華やいだ雰囲気に。特別ゲストとして登場した、お笑い芸人の牧野ステテコさんやどぶろっくのライブに、会場は沸いた。
立志舎は、新しい学習法として注目を集めるアクティブラーニングの一種であるゼミ学習を二十数年前から行っている。公認会計士試験では高卒対象の専門課程で19年連続で現役合格者を出し、今年度は26人が合格。税理士試験では18年連続で現役合格者を出し、全5科目合格者は6人と、4年制大学をしのぐ実績を上げている。また、そのほかの情報処理技術者試験や国家公務員試験などでも高い実績を誇り、民間企業就職率もほぼ100%を達成している。
祝賀会は21日にも大阪市内のホテルで行われ、中部・関西地区にある立志舎グループの専門学校で学んだ学生らが出席する。 【中根正義】