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時代の風

2020年、極めて重要な年 米民主主義と同盟、試練=ビル・エモット 英誌「エコノミスト」元編集長

=渡部直樹撮影

 世界最強の国で起こることは私たちすべてに影響を及ぼすため、米国の出来事はどの年も重要だといえる。しかし11月に大統領選と連邦議会選があるこの2020年は、例年よりはるかに重要に思われる。選挙で問われているのが、世界で最も古く影響力のある民主主義の将来だけでなく、現代において最も強固で息の長い同盟システムの将来でもあるからだ。

 20年は、真に劇的な形で始まった。米国防総省が驚いたと報じられているように、トランプ大統領は、主権国家の軍高官であるイラン革命防衛隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を宣戦布告もなく殺害するよう命じた。そしてこの命令から2週間もたたずに、米民主党のペロシ下院議長はトランプ氏の弾劾決議を上院に提出した。しばしば世界で最も影響力のある指導者と言われる人物の正式な裁判が始まった。

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