東アフリカのウガンダで30年以上続く長期政権に挑む異色の政治家が、国内外で注目を集めている。人気ミュージシャンから国会議員に転身したボビ・ワイン氏(37)だ。若者を中心に支持を広げ、現職のムセベニ大統領(75)を脅かす存在になりつつある。【カンパラで小泉大士】
「2021年の大統領選に立候補する。独裁体制を終わらせるのは、自分たちの世代の課題だ」。トレードマークの赤いベレー帽をかぶったワイン氏は、首都カンパラ市内の事務所で毎日新聞の取材にこう語った。
カンパラのスラム街で生まれ育ったワイン氏のニックネームは「ゲットーの大統領」。アフロビートやレゲエなどを融合させた彼の音楽は若者の心をつかみ、ウガンダのみならず、周辺国でも絶大な人気を誇る。
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