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藤原帰一の映画愛

オリ・マキの人生で最も幸せな日 素朴に見せかけて技巧派 あるがまま受容の温かさ

 心温まるラブストーリーです。1962年、フィンランドでは初めて行われたボクシング世界タイトルマッチに基づいたお話ですが、見慣れたボクシング映画と違って根性より人情が第一、そこにとぼけた味わいのある作品です。

 主人公のオリ・マキは、フィンランドの町コッコラに住む、パン屋さんの息子です。郷里で世界タイトル戦に向けたトレーニングと減量に励み、ついには試合の行われるヘルシンキに移って、アメリカからやってきた世界チャンピオンと記者会見を行うことになりました。

 でも、記者会見に臨むオリ・マキは居心地が悪そうで、心ここにあらずといった感じ。記者会見の後にはマネジャーのエリスに近寄って、ちょっと言わなくちゃいけないことがあるんだ、恋をしたようなんだと伝えます。その相手はオリと一緒にヘルシンキまでやってきたガールフレンドのライヤなんですが、オリ・マキにとってこれは世界タイトルマッチよりも重要なできごとなんです。

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