メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

Interview

森村泰昌さん(美術家) 探る「わたし」のゆくえ 自画像の歴史たどる新著

美術家の森村泰昌さん=大阪市住之江区で、久保玲撮影

 名画の登場人物になりきったセルフポートレート作品で知られる美術家、森村泰昌さん(68)が『自画像のゆくえ』(光文社新書)を刊行した。約600年に及ぶ自画像の歴史をたどりつつ、「わたし」をめぐる古今東西の物語を描く。「自画像的写真」を30年以上作り続けてきた森村さんだが、「自画像の時代は確実に終わろうとしている」。自撮り全盛の今を見つめ直し、「わたし」の向かう先を探る。【清水有香】

 カラヴァッジョにレンブラント、ゴッホ……。森村さんが“変身”してきた画家たちの名が各章題を飾る。そこで繰り広げられるのは、森村流の自由で刺激的な自画像の解釈だ。例えば17世紀のスペインの宮廷画家、ベラスケスの章では、晩年の大作「ラス・メニーナス」に描かれた画家の姿に注目。遠近法を巧妙に利用した「トリック」に、王室の栄華と滅び行く世界という二重のメッセージを見いだす。自画像がないとされるフェルメー…

この記事は有料記事です。

残り959文字(全文1351文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 拝啓 ベルリンより 私を「コロナ」と呼んだ青年に言いたかったこと

  2. 群馬・太田市が小学校の休校要請応じず 「登校判断は保護者の選択」

  3. トイレットペーパーに続きティッシュまで買い占め 業界、デマに冷静な対応呼びかけ

  4. 麻生財務相 休校中の学童保育負担「つまんないこと聞く」 新型肺炎対策

  5. 一斉休校は「科学より政治の悪い例」 クルーズ船対応の失敗を告発した岩田教授に聞く

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです