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心の扉を開いて

共に生きる兵庫 第2部「学ぶ・働く」/18 母親が元気でなきゃ /兵庫

五色ホースクラブで乗馬を楽しむ岡畑伊織さんと母の玲奈さん=洲本市五色町で、桜井由紀治撮影

 「この子は一体、何を考えているのだろう」。成長するにつれ、全く理解できない行動を見せる岡畑伊織さん(18)=洲本市。母の玲奈さん(44)は、不安に駆られた。年子の次男も生まれ、育児に疲れ果てていた。この子たちと一緒にいると、自分がどうなるか分からない。そんなことも思ったりした。

 4歳の時、発達障害検査を受け、伊織さんは広汎(こうはん)性発達障害とADHD(注意欠陥多動性障害)と診断された。初めて聞く言葉。玲奈さんは頭が真っ白になった。帰り道、息子をチャイルドシートに乗せ、泣きながら車を運転した。帰る気になれず、自宅を通り過ぎてもそのまま淡路島内をぐるぐる回った。

 そんな頃、伊織さんを通わせていた心身障害児サポートセンター「わたぼうし」(洲本市)に、1頭の馬がやって来た。現在、NPO法人「五色ホースクラブ」理事長の滝本眞弓さんが、障害のある子に馬と触れ合える機会をと、訪問したのだ。まだ同NPO設立前で、滝本さんは個人で乗馬により障害者の心身機能の回復を促す「ホースセラピー」に取り組んでいた。

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