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中国中部の湖北省武漢市で確認された新型コロナウイルスによる肺炎は、新たに北京など中国国内に加え、韓国でも感染者が確認されるなど、感染拡大の兆しが見え始めている。現時点では新型ウイルスの重症度は比較的低いとみられるが、ヒトからヒトへの感染が確認され当局は警戒を強めている。春節(旧正月)による中国人旅行客の急増を控え、大規模な感染拡大阻止のため、中国政府の対策に注目が集まっている。【浦松丈二(北京)、金秀蓮】
中国交通当局は春節の帰省期間(1月10日~2月18日)に延べ30億人が鉄道、自動車、航空機で移動するとしており、感染拡大が懸念されている。海外旅行も重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した2003年の年間2000万人から18年は1億6000万人に急増。中国の大手旅行会社の推計で、春節の海外旅行先トップは日本になっている。
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