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憂楽帳

50年以上続く毎日新聞夕刊社会面掲載のコラム。編集局の副部長クラスが交代で執筆。記者個人の身近なテーマを取り上げます。

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 東京・高円寺にある創業87年の老舗銭湯「小杉湯」に、異色の経歴を持つ従業員がいる。菅原理之(すがはらただゆき)さん(38)。昨年9月、外資系広告代理店から転職した。年収は半減したが、「社会的評価と幸福度は比例しない。自然体で人と交流できる銭湯の世界観が自分には合っている」。

 大学時代から起業に挑戦し、27歳で代理店に就職。営業の部長職として15人の部下を抱えたことも…

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