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記者たちの記憶・阪神大震災25年

阪神大震災が1月17日で発生から25年の節目を迎える。毎日新聞では記者が全国から集結、長期にわたり取材に当たった。東日本大震災が起きるまで、国内では戦後最大だった自然災害から四半世紀を経て、記者が当時を振り返る。

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記者たちの記憶・阪神大震災25年

歩む道が決まった

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震災から2週間余りたった神戸市中央区の様子。倒壊した家屋の横を先生の引率で児童たちが下校していた=同区宮本通で1995年2月3日午後、渡部聡撮影
震災から2週間余りたった神戸市中央区の様子。倒壊した家屋の横を先生の引率で児童たちが下校していた=同区宮本通で1995年2月3日午後、渡部聡撮影

 道の両側に崩れた建物が延々と続く。そんな光景を見て、途方に暮れた。実家のある神戸市中央区を目指し、市東部まで通じた鉄道の駅から歩いたのは、地震発生から10日ほど後のことだ。

 大学3年の冬。京都市内で1人暮らしをしていた。夜中のアルバイトから帰り「さて一眠り」と思っていたら、「ドーン」と大きな音がし、部屋が激しく揺れた。神戸は更にすごい激震だったと知り、何度も実家に電話したが連絡はつかない。持っ…

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