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東日本大震災の追悼式政府主催終了に被災者の思いは…

政府主催の「東日本大震災8周年追悼式」で式辞を述べた安倍晋三首相=東京都千代田区の国立劇場で2019年3月11日(代表撮影)

 「区切りを迎えても、遺族は忘れない」。政府主催の追悼式は来年が最後となる可能性が出てきたことについて、宮城、福島、岩手3県の被災者らは複雑な心境をのぞかせた。【百武信幸、寺町六花、三瓶杜萌、中尾卓英、鬼山親芳】

 2012年3月に開かれた政府主催追悼式で宮城県遺族代表として「ことば」を述べた石巻市の奥田江利子さん(54)は「(被災者や遺族が)前に進んでいくためにも、震災10年は一つの大きな区切りの年になると思う」と話した。奥田さんは子ども2人と両親を亡くした。ことばを述べたことに「あの経験があったから生きていく方向が定まった」と振り返る。東京以外での開催については「どちらがいいも悪いもない。区切りを迎えても、遺族は忘れない」と話した。

 子ども3人を亡くした同市の木工作家、遠藤伸一さん(50)は「形だけ続けるならやめていいし、10年で区切りというのも理解できる。ただ私たちはそうした区切りでは生きていない」と話す。今月17日に発生25年を迎えた阪神大震災の被災地で遺族らが涙を流す姿に、自分のことのように思いを重ねたといい「私たちは私たちで追悼する場所を作り続けていく」と語った。

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