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「白髪一雄」展 格闘の変遷を示す

床に置かれた作品もある展示室=東京都新宿区で1月

 つるしたロープにつかまり、絵の具をまいた大キャンバスの上を滑走する。素足を筆代わりにした「フット・ペインティング」で知られる画家の白髪一雄(1924~2008年)。近年、世界的評価は高まる一方で、作品価格も高騰している。

 没後12年の今年、東京で初めて実現した回顧展が本展だ。ほぼ年代順の構成で、油彩画59点を中心に資料を含め約130点を紹介。新しい表現を希求し、格闘した変遷をたどることができる。

 まず興味深いのは導入部。自由な創作の機運が高まる戦後、洋画に進んだ白髪は55年に前衛美術集団・具体美術協会に参加した。第1室はそれ以前の難破船や静物を描いた具象画、次いでパレットや指で塗り広げた絵の具の質感が際立つ抽象画が並ぶ。続く展示室は50年代後半の足で描いた初期作に加え、材木を用いた実験的な立体作品もある。変化の鮮やかさに驚く。「何を描く」から「どう描く」「そもそも絵画とは」へ。現代絵画を…

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