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記者たちの記憶・阪神大震災25年

阪神大震災が1月17日で発生から25年の節目を迎える。毎日新聞では記者が全国から集結、長期にわたり取材に当たった。東日本大震災が起きるまで、国内では戦後最大だった自然災害から四半世紀を経て、記者が当時を振り返る。

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記者たちの記憶・阪神大震災25年

石碑が伝えるもの

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犠牲者追悼碑に刻まれた娘と孫の名前をなでる遺族=兵庫県西宮市の西宮震災記念碑公園で2002年1月17日午前5時半、大竹禎之撮影
犠牲者追悼碑に刻まれた娘と孫の名前をなでる遺族=兵庫県西宮市の西宮震災記念碑公園で2002年1月17日午前5時半、大竹禎之撮影

 25年前の1月17日、ヘリから神戸の街を見た。あちこちであがる火の手、立ち上る幾筋もの黒煙。その後取材した長田区の西市民病院には、火災に巻き込まれた人々が戸板や畳に乗せられ、次々運び込まれていた。目の前の現実が、祖父らから聞いた「戦災」と重なって見えた。

 神戸の被災地を歩くと、石碑の建つ公園が少なくない。そこには「1・17」「慰霊」の文字と、地域の犠牲者の名が刻まれている。あれから四半世紀。建物は復興し、震災の痕跡を見…

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