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異文化を理解し、難民問題を知る 児童書、相次いで出版

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「となりのアブダラくん」を手にする著者の黒川裕子さん=東京都文京区で
「となりのアブダラくん」を手にする著者の黒川裕子さん=東京都文京区で

 仕事や観光のため来日する外国人が増加し、子どもたちが学校や地域で接する機会も増えている。世界的には難民問題が注目される中、異文化理解をテーマにした児童書が相次いで出版されている。共通するのは、「知る」ことで誤解や偏見をなくし、理解と友情を深めようとする視点だ。【山寺香】

 2019年11月に出版された「となりのアブダラくん」(黒川裕子作、講談社)は、小学6年生の男の子・ハルが主人公。ある日、パキスタンからやってきた転校生、アブダラ君のお世話係を命じられる。ハルは、毎日決まった時間にお祈りをする、食べられない食材がある、といった文化や生活習慣の違いに驚き、時に誤解から衝突する様子も描かれる。

 著者の黒川さん(40)は、ハルのように身近に海外出身の友人を迎える経験をする子どもたちが増えていることから、外国人支援に取り組むNPOやモスクなどを取材して作品を書いた。自身が高校時代にカナダへ留学した際、英語が流ちょうに話せないためにクラスメートから幼児扱いされるなど、悔しい体験をしたという。「異国で自分らしく生きられず苦しい思いをする子どもたちの気持ちが分かる」と言い、「上から『差別はやめよ…

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