水素普及、関西が先導 25年万博へ客船開発 世界初の液化運搬船/小型ステーション

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関西で進む水素プロジェクト
関西で進む水素プロジェクト

 「究極のクリーンエネルギー」と評される水素の実用化に向けた動きが関西で活発化している。二酸化炭素(CO2)を排出しない水素は、地球温暖化対策の観点から期待が大きいが、製造コストの高さなど普及に向けた課題は多い。関西では水素を海上で大量輸送する実験や水素船開発構想など幅広いプロジェクトが進行中。ブレークスルーをもたらせるか注目が集まる。【宇都宮裕一】

 2019年12月、川崎重工業神戸工場(神戸市)で同社が建造した世界初の液化水素運搬船の進水式が開かれた。オーストラリアの駐日大使ら約4000人の関係者が集まり、期待の高さをうかがわせた。

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