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政治

首相の不祥事隠し演説は「五輪の政治利用」か なぜ改憲と連動? 検証した

衆院本会議で施政方針演説をする安倍晋三首相=国会内で2020年1月20日午後2時19分、川田雅浩撮影

 19回。安倍晋三首相が20日、国会で行った施政方針演説に「五輪」「オリンピック」「パラリンピック」という言葉が出た回数である。「五輪」を繰り返し「国民一丸となって」と強調する演説は、五輪を国威発揚、政権運営に利用しようという印象を拭えず、違和感を覚えたのは私だけではないだろう。

 五輪の話題が多い半面、首相主催の「桜を見る会」や、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業を巡る汚職事件、昨年10月に政治とカネの問題で2閣僚が辞任したことなどについては言及しなかった。「五輪による不祥事隠し」の思惑も感じる今回の演説。オリンピック憲章に違反する「五輪の政治利用」ではないのか。

 首相の演説は「五輪史上初の衛星生中継。世界が見守る中、聖火を手に、国立競技場に入ってきたのは、最終ランナーの坂井義則(よしのり)さんでした」から始まる。

 スポーツジャーナリストの谷口源太郎さんは「露骨ですね」と苦笑した。坂井さんは、原爆投下の当日、広島で生まれ、戦後復興のシンボルとしてランナーを務めた。「五輪の話を繰り返すことに加え、ノスタルジックに訴えることも忘れない。政治的なプロパガンダです。前回の東京五輪と、『コンパクト五輪』や多様性などを重視する現代とでは、時代背景が全く違うのに、明…

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