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シングルマザー、なぜ風俗業に 支援脆弱、追い詰められ 貧困と隣り合わせ 実情本著者トークイベント /東京

風俗で働くシングルマザーたちの実情について意見を交わす坂爪さん(右)と雨宮さん=世田谷区で2020年1月10日、南茂芽育撮影

 地方の風俗産業で働くシングルマザーの実情をまとめた「性風俗シングルマザー 地方都市における女性と子どもの貧困」の著者・坂爪真吾さん(38)が、世田谷区で刊行記念のトークイベントを開いた。風俗業には「楽して稼いでいる」との意見もあるが、経済的に追い詰められた女性たちがたどり着く場になっているという。どのように風俗業に足を踏み入れていくのか、実例から問題を探った。【南茂芽育】

 坂爪さんは、弁護士や社会福祉士が風俗店で働く人の法律・生活相談に無料で応じる活動を東京や新潟などで行ってきた。一般社団法人「ホワイトハンズ」の代表理事で、出身地の新潟の事情をまとめた。新潟市には無店舗型性風俗店(デリバリーヘルス=デリヘル)が約100店舗あり、3800人弱の女性が働いているという。2017年からシングルマザーらに聞き取りを始めた。この日は貧困問題に詳しい作家の雨宮処凛(かりん)さん(44)と対談した。

 宴会のコンパニオンからデリヘルで働くようになったBさん(28)。付き合っていた男性との間に子供ができたが、男性が出産に反対。養育費や認知を求めない条件で、未婚で子を産んだ。出産後、農家で時給1000円の農作業をしていたが重労働で思うように稼げ…

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