連載

阪神大震災25年

高度成長を遂げた大都市をマグニチュード7・3の地震が襲い、6434人が死亡、二十数万棟の家屋が全半壊した阪神大震災が、2020年1月17日で発生から25年を迎えた。

連載一覧

阪神大震災25年

消えぬ“心の傷”痛感 「できること」を模索 /高知

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
竹灯籠の周りで黙とうをささげる大勢の人々=神戸市中央区の東遊園地で、郡悠介撮影
竹灯籠の周りで黙とうをささげる大勢の人々=神戸市中央区の東遊園地で、郡悠介撮影

 6434人が亡くなった阪神大震災は2020年1月17日、発生から25年を迎えた。私は取材班の一員としてこの日、追悼行事が開かれる東遊園地(神戸市中央区)で多くの被災者に声を掛けて話を聴いた。取材を通じて痛感したのは、多くの人々の今なお消えることのない心の痛みだった。【郡悠介】

 取材に先立ち、16日に神戸市に入り、震災の資料や映像を紹介する「人と防災未来センター」を見学した。震災追体験フロアの一角では災害発生時の状況を映像と大音量で再現していた。ビル、線路、高速道路などの巨大建造物がいとも簡単に崩れ落ちていく様子は衝撃的で、自分の目を疑った。

 東遊園地には毎年1月17日、多くの竹灯籠(とうろう)が広場に並べられる。犠牲者の名前を刻んだ銘板がある「慰霊と復興のモニュメント」にさまざまな人が訪れる。刻まれた名前を愛(いと)おしそうになでる人、手を合わせて祈る人、目を赤く腫らして足早に立ち去る人――。震災発生時刻の午前5時46分の前に現地に入り、およそ15人の被災者に話を聴いた。

この記事は有料記事です。

残り827文字(全文1270文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集