/4 「むつ」原子炉の迷走 放射線漏れ廃船、行き場なく
毎日新聞
2020/1/23 東京朝刊
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<科学の森>
原子力を動力にした国内唯一の船が、かつてあった。原子力船「むつ」。日本原子力船開発事業団(当時)が1969年に進水させたが、74年に放射線漏れ事故を起こすなどして92年に廃船に。原子炉は切り離して廃棄する予定だが、処分場が決まっておらず具体的な計画はない。行き場のない原子炉は、むつ科学技術館(青森県むつ市)で保管されたまま「漂流」を続けている。【岩間理紀】
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