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プーチン露大統領がイスラエル訪問 ネタニヤフ首相は拘束女性の釈放要請

プーチン露大統領=AP

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 ロシアのプーチン大統領は23日、第二次世界大戦中のナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の犠牲者を追悼する「国際ホロコースト・フォーラム」に出席するためイスラエルを訪問し、ネタニヤフ・イスラエル首相と会談した。

ネタニヤフ首相=AP

 会談では、2019年4月にモスクワ空港で大麻樹脂を所持していたとして拘束され7年6カ月の実刑判決を言い渡されたイスラエル人女性(26)の扱いが議題となった。ネタニヤフ氏は同席した女性の母親とともに、早期釈放を要請。プーチン氏は会談後の共同記者会見で「万事うまくいくだろう」と述べ、前向きな姿勢を示した。

 イスラエルでは3月に、この1年間で3度目となる総選挙が行われる。2度にわたって組閣に失敗しているネタニヤフ氏は、女性の早期解放の可能性が高まったことを自らの実績としてアピールし、選挙戦を優位に運びたい考えだ。プーチン氏は19年4月のイスラエル総選挙前にも、1982年のレバノン侵攻で行方不明となっていたイスラエル兵の遺体がロシア軍などによって発見されたと発表し、モスクワを訪問したネタニヤフ氏に兵士の所持品などを引き渡すなど、「援護射撃」をしている。

 一方、プーチン氏はフォーラムでの演説で、第二次世界大戦で赤軍(ソ連軍)が果たした肯定的な役割を強調。こうした歴史認識を巡ってはポーランドなど欧州との論争にも発展しているが、ネタニヤフ氏もプーチン氏に同調するとみられている。プーチン氏としては20年5月にモスクワで開催する対ドイツ戦勝75年記念行事に向け、自らの「歴史観」を世界に向けて強調する機会となった。

 エルサレムで開かれたフォーラムには、プーチン氏の他、マクロン仏大統領やシュタインマイヤー独大統領、ペンス米副大統領、チャールズ英皇太子ら多数の海外要人が出席。ただ、アウシュビッツなどナチスによる複数の強制収容所跡があるポーランドのドゥダ大統領は、フォーラムでスピーチの機会が与えられないことに不満を表明し、出席しなかった。【エルサレム高橋宗男】

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