新型肺炎、感染力SARSに近い? 専門家「毒性強くなさそうだが死者増えている」
毎日新聞
2020/1/23 22:44(最終更新 1/23 23:13)
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新型肺炎の病原体は、風邪の原因にもなるコロナウイルスの一種だ。気になる感染力だが、過去に中国で流行したSARSに近づいていると評価する専門家がいる一方、「今後ウイルスが変異して急激にその力を強める可能性は低いだろう」との声もある。
「感染力はSARSに近くなってきている」。新型コロナウイルスの実態が分かるにつれ、海外の感染症に詳しい東京医科大の濱田篤郎教授はこう分析した。SARSの感染力は、1人の患者から2~3人に感染する程度だった。
ただ、濱田氏は「感染力は中国の武漢と武漢以外で異なるようだ」と指摘する。武漢では1人から2〜3人に感染する程度だが、武漢以外では1人から1人か、それ未満とみられ、「中国政府が行っている武漢封鎖作戦は一定の効果があるだろう」と話している。
新型ウイルスによる肺炎患者の死者数は23日時点で17人で、…
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