「史上最もイノベーティブ(革新的)な大会」をビジョンに掲げる東京五輪の開幕まで24日であと半年。判定、採点の領域でも最先端技術が活躍している。体操界は、富士通が開発した「採点支援システム」の実用化を始めた。
選手の動きを立体的に解析する「3Dレーザーセンサー」とAIを活用したシステムで、毎秒230万点のレーザーを選手に照射し、反射光から手足などの18カ所の関節の位置や曲がり具合などを認識する。男女合わせて1300種類以上の技を覚えたAIが瞬時に技の名前や回転数、動きの正確性などを判別。360度から捉えた選手の動きを立体的にモニターに表示する。
国際体操連盟は19年10月の世界選手権で、一部種目で正式導入。選手側から判定に不服申し立てがあった際などの検証に使われた。将来的にはフィギュアスケートや飛び込みなどの判定にも活用できるという。
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