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MAINICHI芸術食堂

映画「ジョジョ・ラビット」 ウサギを殺せぬ少年 /愛知

映画の一場面。ジョジョを演じたローマン・グリフィン・デイビス(左)と空想上のヒトラー役で出演しているタイカ・ワイティティ監督 (C)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation and TSG Entertainment Finance LLC

 2019年の東京国際映画祭での評判や、アカデミー賞6部門ノミネートの報(しら)せに期待は高まっていた。劇場へ足を運ぶと、平日の昼間でも客席は8割方埋まっていた。果たして、コメディアン出身のタイカ・ワイティティ監督が“笑い”で戦争や差別に立ち向かった傑作は、忘れられない一本になった。映画「ジョジョ・ラビット」は、第二次大戦下のドイツでイマジナリー・フレンドのヒトラーに鼓舞されながら兵士を目指す、10歳の少年の物語だ。

 冒頭、制服でピシッと身なりを整えたジョジョが街へ駆け出すと、ビートルズが軽快に流れる。その映像と音楽だけで即座に心奪われた。ジョジョは、ヒトラーユーゲント(ナチス少年団)の合宿で、明るく楽しく武器の使い方や優生思想を植え付けられていく。しかしジョジョは、命令されてもウサギを殺せない。それは彼の人間性、善良な個性だ。だからこそ、母親が自宅に匿(かくま)っていたユダヤ人の少女エルサと、次第に心を通わ…

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