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中国新型肺炎、武漢「封鎖」 脱出か残留か重い決断 WHOでSARS陣頭指揮・尾身茂氏

元世界保健機関西太平洋地域事務局長の尾身茂・地域医療機能推進機構理事長=東京都港区で23日、丸山博撮影

当局の初期想定甘く WHOでSARS陣頭指揮・尾身茂氏

 世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局長を1999~2009年に務め、SARS対策の陣頭指揮を執った尾身茂・地域医療機能推進機構理事長(70)に現状と展望を聞いた。【清水健二】

 現時点ではっきり言えるのは、(1)感染がかなり広がっている(2)情報が断片的で、不完全かつ不確か――の2点。患者報告の急増が、報告の精度向上のためなのか、実際に増えているのか、また致死率、感染力の強さなどは、まだ分からない。今後、患者の感染経路が追えなくなり、2カ国あるいは中国の2地域で流行が確認されれば、WHOは緊急事態宣言を出すだろう。

 同じくコロナウイルスが原因のSARSが流行した時は、中国が情報を開示せず、対策が数カ月遅れた。その教訓で、中国当局は今回しっかりやっている。ただ、危機管理は、初期の段階は最悪を想定してややオーバーにやるべきなのに、今回は低めに見積もってしまった。「患者報告はこれだけだが、把握できていないものもある」と言うべきだった。あと数週間、早い対策が取れたと思う。

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