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滝野隆浩の掃苔記

岡本太郎の「聖家族」墓

「岡本さんの家って聖家族だったんですね」。岡本太郎の墓をみつめる長江曜子規陽樹=東京都立多磨霊園で

 <滝野隆浩の掃苔記(そうたいき)>

 新宿の西約20キロ。東京都立多磨霊園は武蔵野の面影を残す土地にある。「お墓博士」の長江曜子・聖徳大教授と行く墓めぐり第5回。5年後の万博の話をしていて岡本太郎の墓に決めた。半世紀前の大阪万博は、岡本の「太陽の塔」の鮮烈な記憶とともにある。

 多磨霊園は日本初の公園墓地として1923(大正12)年に開園した。正門を入り広い園路を進むと国家的功労者に用意された「名誉霊域」があり、東郷平八郎元帥らの墓がある。威容を誇る墓が並ぶ中を右往左往した。何しろ東京ドーム27個分の広さがある。20分ほど探してようやく見つけた。

 区画は90平方メートルほどの広さ。そこに太郎と両親が眠っている。人気漫画家だった父、一平の墓には太郎の作品が使われている。歌人で作家だった母、かの子のは観音像である。夫婦仲良く並んだ反対側にある太郎の墓も、ひと目で自身の作品だとわかる。両の手で頰づえをつき、ほほえんだようなブロンズ製の「顔」が、いつまでも両親を見つめている……。

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