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古紙回収に異変が起きている。中国は昨年、日本からの古紙輸入量を2018年比で44%減らし、行く先を失った古紙が日本国内でだぶつき価格が急落。「商売にならない」と集団回収をやめる業者が現れ、住民が雑誌や段ボールを出せなくなる影響が出ている。中国は20年末までに輸入をゼロにする方針を明らかにしており、状況は悪化する恐れがある。【山本紀子】
「集団回収が再開するまでは、古紙・古布はお出しいただけません」。昨年12月、横浜市は一部地域でそんな紙を回収ステーションに張り出した。3業者が回収から手を引いたためだ。鶴見区に住む男性(75)は「新聞や段ボールは腐らないので少しは家に置いておけるが、この先が心配」とつぶやいた。
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