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第103回全国高校野球選手権

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磐城46年ぶり春 21世紀枠、台風被災しボランティア 第92回選抜高校野球

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【2020年】磐城(福島)=2020年1月24日、宮武祐希撮影 拡大
【2020年】磐城(福島)=2020年1月24日、宮武祐希撮影

 第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の選考委員会が24日、大阪市の毎日新聞大阪本社オーバルホールであり、福島県内から21世紀枠で磐城(いわき市、阿部武彦校長)の出場が決まった。同校のセンバツ出場は1974年以来、46年ぶり3回目。台風19号でいわき市が大きな被害を受けるなか、秋季東北大会で8強入りした実績とともに、野球を通して地域とともに歩む姿勢などが評価された。【磯貝映奈】

 磐城は昨秋の県大会で3位となり、12年ぶりに東北大会に出場。東海大山形、能代松陽を撃破し、公立校で唯一、8強入りした。

 チームの強みは守りからリズムを作り、攻撃へとつなげられること。エースの沖政宗投手(2年)を、捕手の岩間涼星主将(2年)が支える。沖投手は県大会地区予選から東北大会まで全10試合中9試合に登板し、5試合で完投。伸びのある直球とスライダーなどの変化球を駆使し、打たせて取る。打線は清水真岳選手(2年)、市毛雄大選手(2年)らが出塁し、主軸の岩間主将や勝負強い樋口将平選手(2年)が得点につなげる。

 文武両道の校風で、限られた時間の中で効率よく質の高い練習を心掛けている。また、地域の児童クラブを定期的に訪問し、ボール遊びなどを通して交流を続ける。台風19号でグラウンドが浸水し、練習ができなかった間は、地域で泥出しなどのボランティアに励んだ。岩間主将は「『甲子園で勝つために』を合言葉に練習に励んでいる。応援してくれる地元の方々に、勇気と元気を与える戦いがしたい」と意気込む。

 組み合わせ抽選会は3月13日。同19日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する。

71年夏に準優勝「コバルトブルー旋風」

 1896年創立の県立校。野球部は1906年創部。2000年までは男子校で、翌年から男女共学となった。校是は「知性と責任」。知性を磨き、社会貢献への責任意識を持ってほしいとの思いが込められている。

 全員が大学進学を目指す県内屈指の進学校。18年度から3年間、「福島スーパー・イノベーション・ハイスクール」に指定された。福島の復興をけん引するリーダーの育成に力を入れる。

 野球部は甲子園に春2回、夏7回出場。71年夏に準優勝し「コバルトブルー旋風」を巻き起こした。ラグビー部なども全国大会の出場経験があり、19年は女子弓道部が団体で全国3位に輝いた。

全31試合を動画中継

 公式サイト「センバツLIVE!」では、全31試合をライブ中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。デジタル紙面では出場決定号外も無料で配信します。

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