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記者たちの記憶・阪神大震災25年

阪神大震災が1月17日で発生から25年の節目を迎える。毎日新聞では記者が全国から集結、長期にわたり取材に当たった。東日本大震災が起きるまで、国内では戦後最大だった自然災害から四半世紀を経て、記者が当時を振り返る。

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記者たちの記憶・阪神大震災25年

人生に「イエス!」

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希望コンサートは5月の初開催を皮切りに3回開かれ、被災者たちに感動を届けた。写真は3回目の会場の様子=神戸市中央区の神戸市産業振興センターで1995(平成7)年8月26日午後4時すぎ撮影
希望コンサートは5月の初開催を皮切りに3回開かれ、被災者たちに感動を届けた。写真は3回目の会場の様子=神戸市中央区の神戸市産業振興センターで1995(平成7)年8月26日午後4時すぎ撮影

 震災直後の混乱が少し落ち着いた1995年5月、被災地の生活情報を満載した特別紙面「希望新聞」に取り組んだ記者たちが、神戸市中央区のホールで地元のボランティアグループと「希望コンサート」を企画した。

 出演は米国での生活40年のピアニスト、池宮正信さん。19世紀後半、奴隷社会がまだ色濃く残る米国で黒人たちが作り、全米を席巻した音楽「ラグタイム」ではトップの演奏家だった。公演のため来日した池宮さんから旧知の私に電話…

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