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京都・読書之森

京都人は日本一薄情か /京都

 <活字を楽しむ>

 (倉部きよたか著 文春新書、720円(税抜き))

 京都の人には刺激が過ぎるタイトルかもしれない。語尾の「か」に留意されたい。大阪出身の著者は京都に好意と敬意を寄せている。家庭の事情で中学を卒業すると同時に大徳寺(京都市北区)に小僧として入った。プロフィル欄には「二年で破門され、京都を転々とする」とある。京都を第二の故郷のように慕っている。

 副題は「落第小僧の京都案内」。関東出身で50歳をだいぶ過ぎてから京都勤務を始めたよそ者には、実践的でありがたい本だ。公共交通か自転車、徒歩で京都の各所を取材し、鳥の目ではなく“虫の目”で町をみつめる。だんご屋や八百屋のおかみさん、旧友の父親で、酒癖の悪い機織り職人らが登場し、生活感のある情景がたくさん描かれている。歴史的経緯の記述も詳しく、京都の基礎知識を得るのにうってつけ。読み物としても楽しめ…

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